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ショーケース

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2026-05-07

堅手茶碗「白浪」

直径14.8cm 高さ5.8cm

高麗茶碗のひとつで、胎土が白磁質で堅く焼き締まった姿のものが「堅手茶碗」と呼ばれます。現在の韓国の慶尚道、全羅道付近で作られました。質感の堅い磁器質のものと土質がやわらかい半磁胎のものに大別され、作行きもさまざまに、「本手」「鉢の子手」「絵堅手」「やわらか手」などに分類され、落ち着いた雰囲気の中に形の整ったものが多く見られます。

本品は半磁胎の堅手茶碗でありながら、斗々屋茶碗の特徴を持っています。薄手に抑揚をもたせて挽かれ、胴には薄っすらと細かい無数の轆轤目があり、お決まりの小さな目跡が見込みと畳付きにそれぞれ7つあります。茶碗全体に見られる赤味は、お湯を潜らせると赤々とより鮮やかになり、濃茶が映えるのも嬉しいところです。
高橋蓬庵旧蔵。その爽やかな初夏の海景を思わせるところから、「白浪」の銘が付けられており、蓋裏には「滝のはらならびのみやの神たから なをすへつゞくおきつしら浪」の和歌が蒔絵されています。