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ショーケース

ショーケース

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2025-12-24

武野紹鷗 茶杓

幅1×長さ20.5×高さ0.7cm

茶杓は室町〜桃山時代初めには象牙等で作られた薬匙が用いられ、それを手本に竹材で匙が削られました。茶の湯が大成されていく中で先人敬慕の考えより茶人同様の格が与えられ、筒や銘が添えられて、珍重されていきました。

武野紹鷗(1502-1555)は室町・戦国時代の茶人で、侘び茶を提唱した千利休の師としても広く知られています。堺の富裕な町衆の生まれで、上洛して一時連歌の道を志し、その後南宗寺に参禅し、茶の湯に専念して「佗び茶」の道を追求したといわれています。
本品は、寂びた竹を削った節のない「真」の茶杓です。優美な曲線を描く櫂先にしっかりと双樋が刻まれ、切止に向かって伸びていく様は、植物の蕾が伸びていくようなみずみずしい雰囲気が感じられます。
裏千家四世仙叟宗室による筒が添い、外箱には茶杓鑑定で知られる高原杓庵の極があります。