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ショーケース

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2025-12-24

古銅柑子口花入

胴径15.5×高さ29.4cm

古銅とは銅を主体とした錫や鉛の合金ことで、唐銅(からかね)とも呼ばれます。青磁等と同様に格式が高く、真の花入として扱われます。鎌倉時代より禅宗寺院などの什器として重用され、室町時代になると花入の主流となったようです。口や胴の形、龍や象を形どった耳の姿、そして鋳造された細かな地紋など、その組み合わせによってさまざまな種類が存在しています。

この花入はふっくらとした曲線が美しい柑子口が、下蕪(しもかぶら)という、腰から底が蕪のように丸く大きく張った胴につながっています。古銅特有のねっとりと落ち着いた肌に、首と胴と高台に周辺には雷文や饕餮文様等が鋳出されています。両耳は神獣のような顔立ちをした獣形となっており、そのオリエンタルな姿は魔除けにもなりそうな風格があります。
形姿も全体に落ち着いた、新年にふさわしい清楚な雰囲気が嬉しい一品です。