toggle

ショーケース

ショーケース

#
2024-06-05

堆朱香合

直径7.5×高さ3cm

堆朱は中国漆器の一つで、朱漆を何層も塗り重ねて文様を彫りこんだ「彫漆」と呼ばれる漆芸の技法で作られました。日本には元・明時代の堆朱の優品が多数伝来し、茶の湯では古くより珍重されました。なかでも堆朱の香合は唐物香合の代表格の1つとして、初風炉の季節に特に好んで用いられます。
藤の実の形をしたこの香合の蓋には、木陰にて高士と思われる人物が真剣に囲碁を指し、それを人と鷺が見守っている図柄をしています。地紋と呼ばれる部分には形式的な波状文を、身の側面には水辺の花が躍動的な意匠で埋め尽くしており、大事な見どころとなっています。