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ショーケース

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2024-06-04

粟屋源右衛門 絵替皿(10)

約幅12.8×奥行き10.8cm×高さ2.5cm

粟屋源右衛門(1789~1863)は小松に生まれ、江戸時代末期の再興九谷の名陶工です。吉田屋窯を中心に、能美の蓮台寺窯、小野窯などでも主工をつとめており、各窯の発展に力を注ぎました。陶器質の素地に白化粧土、その上に透明釉を掛け、さらに上絵の具で文様を施す独自の作風を得意とし、香合や鉢など茶道具にに使うものから硯箱、燭台、卓など、木工品を思わせる趣があります。
この菱形の小皿は、黄色地の草花唐草文を背景に、さまざまな草花等が3つずつ描かれます。くっきりと描かれた細い均一な線画に、緑、花紺青、黄、薄紫などの色がほの淡く塗られ、どこか別世界の植物画のようにも見えてくるようです。皿裏は低い三つ足が付き、底に「東郊」の号が銘記されています。