toggle

ショーケース

ショーケース

#
2024-04-05

祥瑞捻鉢

直径19.7×10.2cm

祥瑞は、江戸時代初期に日本からの注文により中国江西省景徳鎮の民窯で焼かれたと云われる染付磁器です。同時代に作られた古染付と比較し精緻な作風で、発色のよい藍色が精選された白磁にくっきりと乗っています。茶人たちの注文によって茶碗、水指、香合などの茶道具や懐石具が作られました。
碗型の鉢を菊花形にし、各輪花を花弁に見立て捻りを加えたものは「本捻」と呼ばれ、古来より声価が高く、希少なことで知られています。本品は見込みに捻花が大きく表れ、内側の花弁には青海波、亀甲、斜格子などの幾何学文と植物文が交互に描き込まれます。外側の花弁には梅、竹、蓮などの植物や花鳥だけでなく、飛蝗や田甕など昆虫ものびのびと描かれ、生命力の溢れる春の気分を盛り上げてくれます。