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ショーケース

ショーケース

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2024-03-06

島物茶入

直径7×高さ7.2cm

島物は、室町時代後期〜江戸時代にかけて伝世した東南アジアのやきものの総称です。中国の陶磁を「唐物」と呼ぶのに対する言葉で、タイやベトナムから琉球、台湾、南海諸島まで、どこのものとも推定し難い陶芸品のことを指します。手慣れた手つきで粗雑に作られ、その独自の古拙な趣が好まれ、珍重されました。
丸い小壺のようなをしたこの茶入は黒みのある土で作られ、全体に細い轆轤目がまわり、光沢のある鉄釉が薄く掛かります。おおよそ整った印象ですが、縁のゆがみや無骨な底の仕上げ等、飾り気のない味わいも感じさせてくれます。
書付は、内箱は小堀権十郎、外箱は小堀篷露で、肥前松浦家の伝来です。舟越間道の袋が添います。