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ショーケース

ショーケース

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2024-03-06

桐蒔絵茶器一双

直径6×高さ6.1cm

茶器は武野紹鴎や千利休以降、大名茶人や各時代の家元の”好み”や見立てにより、侘びた趣のものから美術的意匠の強いもの、唐物茶器まで、多種多様な形や蒔絵のものが作られてきました。茶器を通して茶人それぞれの美意識を捉えることができます。

この茶器は中次形で、桐文様の総柄の黒と、小さな桐蒔絵がシンプルに効いた朱が対をなしています。黒の茶器は、金蒔絵で桐文様を大きく散らし描き、身・蓋・立ち上がりまで全体を埋め尽くしていながらうるさ過ぎません。翻って、赤の茶器は合口一周のみ金の高蒔絵で桐がさりげなくあしらわれ、明度の高い明るい漆の赤が存分に引き立つ意匠です。
茶会全体の設えや気分によって使い分けする楽しみがあるのも嬉しいポイントです。