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ショーケース

ショーケース

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2024-01-31

伊豆蔵人形 
犬筥香合

幅7×奥行3.8×高さ5.7cm

「伊豆蔵人形」とは御所人形の別名で、大阪の伊豆蔵屋吉兵衛が御所人形のほとんどを一手に商っていたことからくる名だという説があります。江戸時代中期から京都で作られた観賞用の人形を御所人形と言い、吉祥と子孫繁栄のシンボルとして宮中の慶事や出産、結婚など、様々な祝事の際に飾られ親しまれてきました。
「犬筥」(いぬばこ)と呼ばれるこの香合は、文字通り犬をかたどった張子の箱で、「犬張子」とも「御伽犬」とも呼ばれます。古来より、犬は災厄から人間を護ってくれると信じられており、犬筥は魔除け飾りの一つとして親しまれます。江戸時代になると雛道具として雛段にも飾られるようになりました。静かにじっくりと見守ってくれそうな顔立ちに、ひょろりと細長い尾、身には松梅に飛鶴が蒔絵され、目にも嬉しいおめでたい佇まい。春を寿ぐ上巳の節句にぴったりの逸品です。裏千家13代圓能斎在判、16代坐忘斎の箱書きがあります。