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ショーケース

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2024-01-31

吉田屋徳利

直径8.8×高さ22.2cm

吉田屋窯は文政7年(1824年)、加賀国江沼郡九谷村で、大聖寺の豪商4代豊田伝右衛門が開いた窯です。古九谷が絶えて約100年後、かつて同地で古九谷が焼成されたとする考えに基づき、金沢の春日山窯、小松の若杉窯など九谷焼の再興を図ろうと次々と窯が起こりました。それら諸窯は古九谷に対し再興九谷と総称されますが、その中で、吉田屋窯はとりわけ高い評価を受けています。

ふっくらと流線が伸びやかな瓢形で、大きな龍に波、梅と松、山、壺などおめでたい文様が軽妙な筆運びで描かれています。上部は緑釉に熨斗文を回し下部は黄釉で縞文と、吉田屋らしい四彩(黄、緑、紫、青色)の配色がアクセントとなっています。吉田屋の中でも人気の高い酒器ですが、状態良く残っており、灰色の強い素地から落ち着いた親しみやすさも感じられるのも嬉しいですね。