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ショーケース

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2022-07-05

小堀篷露茶杓「琴の緒」

長さ 17.2cm

 
 
小堀篷露(1876年没)は遠州流八世宗中の次男であり、茶の湯に優れ、号を「篷露」と言います。茶道・書画に優れ目利きであった小堀遠州の第三子「小堀権十郎」(1625-1694)にちなみ、「後の権十郎」と呼ばれ茶名を上げました。
この作は共筒で〆印に銘「琴の緒」と、その下に紀貫之による歌「まつのねを ことにしらぶる山かぜは たきの糸をば すげてひくらむ」が流麗な筆致で書かれています。「平家物語」の小督(こごう)の局の一節「峰の嵐か松風か たずねる人の琴の音か…」を想起させ、何とも抒情的です。全体に薄作りで、櫂先は丸く小ぶり、狭く引き締まった中節や節上に2本細く入った縦シミから名付けられたのでしょう。胡麻が散った竹の筒には縦筋が一周回っており、弦のように仕上げてあるのも魅力的です。

 

琴の緒 琴の緒

琴の緒
 琴の緒