2022-06-03
高取水指
Φ17.8cm
高さ15.4cm
高取焼は、文禄・慶長の役の際に、藩主黒田長政の命により福岡藩に連れてこられた朝鮮陶工の八山(高取八蔵)が、鞍手郡の鷹取山西麓にて開窯したのが始まりとされています。 趣のある釉景や変化に富んだ造形が特徴で、古くより多くの茶人に好まれてきました。
胴一面に細かい箆筋文が巡り、飴釉に白釉がたっぷりと流し掛けられ美しいグラデーションが広がる高取らしい一品です。わずかに胴が張り、底は平らながら内底に大きな渦巻きが削られており、さりげない技巧による作行きが楽しめます。
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