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今月の茶花

今月の茶花

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2026-05-01

5月の茶花

 

▼花
熊谷草(くまがいそう)
甘野老(あまどころ)

▼花入
青磁 鯉耳

5月に入ると、茶の湯では炉から風炉へ変わり、初風炉の季節となります。茶席の花も種々の草花へ、道具の取り合わせも涼やかさを主としたものへ移り変わります。
清々しい淡青色が目に嬉しい青磁鯉耳に、薫風にそよぐ「熊谷草」と「甘野老」を 2種入れました。

「熊谷草」はラン科アツモリソウ属の多年草で、4月半ばから5月頭にかけて薄いピンク色の可憐な花を咲かせます。扇型の葉も大きな花も特徴的で、花の形が源平合戦の熊谷次郎直実の背負った母衣の形に似ていることから名付けられたと言われています。
「甘野老」はキジカクシ科アマドコロ属の多年草です。地下茎がヤマイモ科の苦みのあるトコロ(野老)に似ていて甘みがあることからの名前で、春の新芽は山菜としても親しまれています。緑白色で筒形の花が2つずつ下向きにぶら下がるように咲き、白い鈴のようなその花と弓なりの茎線が品よく引き締めてくれます。