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今月の茶花

今月の茶花

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2026-04-01

4月の茶花

 

▼花
延齢草(えんれいそう)、八ツ手花笠(やつではながさ)、桜(さくら)

▼花入
桜蒔絵耳盥

4月に入ると春の気配が濃くなり、これまで静かに動いていた蕾が咲き競うようになります。11月から始まった炉の名残を楽しむ時期として、春草を主体とした茶花に草花へと少しずつ移り始めます。
桜蒔絵の耳盥に五徳蓋置を掛け、桜で高さを出しながら緑が瑞々しい春草を3種入れました。

「延齢草」はユリ科の多年草で、別名を立葵と言います。山地の林内に自生し、茎は太く高さ30cm前後で先端に3枚の大ぶりな葉があり、そこから3片の小さな暗紫色の花が咲きます。「八ツ手花笠」はキンポウゲ科の多年草で「雪起(ゆきおこし)、また「クリスマスローズ」とも称されます。バラに似た薄い花弁の花をややうつむき加減に付ける奥ゆかしい雰囲気の花で、葉を八手に見立てたところからの名前と言われています。