▼花
浜菊（はまぎく）
嵯峨菊（さがきく）
足摺野路菊（あしずりのじぎく）
小菊（こぎく）
沼虎の尾（ぬまとらのお）

▼花入
藍紅毛草花文

背が高くしっかりと安定感のある藍紅毛花入に、野辺の残秋をイメージし菊を中心に五種入れました。

「嵯峨菊」は南北朝の時代に京都の嵯峨御所境内に自生していた野菊の1つで、細い花弁が箒状となる格調高い姿が特徴です。「足摺野路菊」は名前通り足摺岬に生えるノジギクで、白い小さめの花に、葉の裏に白い短毛が密生し、葉の周りが白く縁取られる品種です。
「沼虎の尾」はサクラソウ科の多年草で、花の穂を虎の尾に見立てた「虎の尾」の一種であり、花の穂が立って花数が少ないため奥ゆかしい風情のある花です。