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過去の茶花

過去の茶花

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2024-12-02

12月の茶花2

▼花
白嶺(はくれい)
蝋梅(ろうばい)

▼花入
古銅柑子口

 
たっぷりとした古銅柑子口花入の趣に合わせ、丸々と大きめのつぼみと艶やかな葉をもつ白嶺、そしてまだ蕾の固い蝋梅を、枝ぶりを活かしながら整えました。

「白嶺」は一重の大輪筒咲きの椿です。金沢市内の民家の栽培種で、1970年に石川つばき同好会により命名・発表されました。早咲きで、炉の季節に合わせて咲き、11月から3月まで楽しむことができます。
「蝋梅」はロウバイ科の中国原産の落葉樹で、江戸時代に中国から渡来しました。蝋細工のように見える香りの良い黄色い花を咲かせます。茶花としては歳暮の時期に、蕾の枝を添えとして用いられます。