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過去の茶花

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2024-08-01

8月の茶花2

▼花
河原撫子(かわらなでしこ)
桔梗(ききょう)
伊吹虎の尾(いぶきとらのお)
竹蘭(ちくらん)
霧吹草(きりふきそう)

▼花入
藤組手付籠

 

色とりどりの夏の花5種を、手も身も角ばってきちんとした雰囲気の籠花入に入れました。流れるような「霧吹草」と「伊吹虎の尾」の紅色で高さを出しながら、中央〜口元に可憐な花をおきました。

「河原撫子」はナデシコ科の多年草で、『万葉集』にも登場するなど古くから親しまれており、ナデシコともヤマトナデシコとも呼ばれます。秋の七草の1つですが、初夏のうちから開花し、秋へと咲き継ぐ花です。
「伊吹虎の尾」はタデ科の多年草で、滋賀県伊吹山に因んでその名がついています。茎の先端に穂状の花を咲かせ、生息地によって白色のもの、淡紅色のものがあります。
「霧吹草」は北米原産のイネ科パニカム属の一年草で、スモークグラスとも呼ばれています。茎先端と各節に箒状に広がる花穂をつけ、葉は緑色で披針形をしています。