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過去の茶花

過去の茶花

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2024-07-01

7月の茶花2

▼花
河原撫子(かわらなでしこ)
蛍袋(ほたるぶくろ)
柿蘭(かきらん)
虎の尾(とらのお)
縞葦(しまあし)

▼花入
竹組手付瓢箪籠

 

瓢箪の形とそれに沿うような手が流線的で涼しげな籠花入に、夏の花5種を敢えて高さを出してまとめました。

「柿蘭」はラン科の多年草で、野生ランの一種です。花弁の側面が柿色であることからの名前で、茎の先が花序となり10個ほどの釣鐘状の花を付けます。その色彩や花の形が、どことなく渋みを感じさせてくれます。
「虎の尾」はサクラソウ科の多年草で、日本の山野に自生し、初夏に動物の尻尾のような白い花穂を垂らして咲きます。その花穂を虎の尾に見立てたことが名の由来となっています。利休の好みにあった花であり、茶花としてもよく茶会に用いられます。