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過去の茶花

過去の茶花

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2024-06-04

6月の茶花2

▼花
擬宝珠(ぎぼうし)

山苧環(やまおだまき)

▼花入
高取笹耳  高取八山作

 

古銅を写した高取笹耳の花入に、初夏の花2種を入れました。ひょろ長い擬宝珠の咲き始めを高く入れ、赤紫色が鮮やかな山苧環を添えました。

「擬宝珠」はユリ科で、一般的に家庭用宿根草花として植えられる多年草です。長い葉柄をもつ先のとがった広楕円形の葉を付け、7月ごろには1m以上の長い茎に藤紫色の筒形の小花を穂状に咲かせます。茶花では咲き始めのものを1種で入れたり、根締めに多く用いられます。
「山苧環」はキンポウゲ科で、山林などによくみられることからその名が付いた多年草です。草丈は40~60cmとなり、6、7月頃に半開状の花を垂れ下げるように咲かせます。