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過去の茶花

過去の茶花

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2024-05-01

5月の茶花2

▼花
延齢草(えんれいそう)
姫甘草(ひめかんぞう)
白糸草(しらいとそう)
都忘れ(みやこわすれ)
丁子草(ちょうじそう)

▼花入
藤組脛当手付籠花入

 

脛当のようにざっくりと組まれた手付籠花入に、とりどりの色や形の花5種を初夏のさわやかな席に取り合わせました。

延命草はユリ科の多年草で、深山の森林下に生え、初夏の頃に葉心部に萼片が花弁かした暗紫色の三弁花を一輪咲かせます。姫甘草は同じくユリ科、昼咲きの1日花で、カンゾウ科の中で最も小さな種類です。葉はとくに細く、長さ30~40cmで、橙黄色の百合状花を咲かせます。
白糸草もユリ科、国内中部以南の山地林下に生える多年草です。5月頃に30cmほど伸びる茎を生かして、六弁の糸状弁をもつ小花を穂状に咲かせます。その姿から白糸草の名が付いています。