2024-02-19
2月の茶花
▼花
白嶺(はくれい)
猫柳(ねこやなぎ)
▼花入
唐銅曽呂利花入
旧暦では立春が一年の始めとされ、この日に新しい春を無事迎えられるように「節分」などさまざまな儀式が行われました。椿と猫柳を唐銅曽呂利花入に入れ、張り詰めた寒さの中の、立春を呼び込もうとしました。
「白嶺」は一重の筒咲き中輪で、花期は11月から3月までと長い期間楽しめます。石川県を産地とし、金沢市内の民家の栽培種で、1970年に石川つばき同好会により命名・発表されました。
「猫柳」はヤナギ科の落葉低木で、早春のヤナギの代表的な存在です。銀白色の毛に覆われた美しい花穂を猫に例えた名前で、別名子犬のしっぽに例えた狗尾柳(エノコロヤナギ)とも言います。