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過去の茶花

過去の茶花

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2024-01-01

1月の茶花

▼花
水仙(すいせん)
突羽根(つくばね)

▼花入
青磁筍花入

 

お正月は年の始めを祝う華やかな行事であり、お茶席では正月を祝う「初釜」が催されます。各流派の御家元をはじめ、全国各地の茶人により寿ぎの釜が懸けられ、晴れやかに飾られます。
格の高い青磁筍花入に、小さい白い花を付けた水仙、そして新春らしい突羽根を入れました。

「水仙」はヒガンバナ科の多年草で、水の中の仙人の意です。茶花としての歴史が長く、清楚で気品あふれる姿は利休、遠州など多くの茶人に愛されてきました。
「突羽根」はビャクダン科の落葉小低木で、実を羽根突きの羽根に見立てての名前です。半寄生のため入手が難しい品種ですが、正月の初釜の席によく用いられます。