2023-12-25
12月の茶花2
▼花
加賀八朔
蠟梅
▼花入
古銅細口耳付
年瀬の押し迫った師走を代表する蠟梅。古銅細口耳付花入に、その一葉を残して、加賀八朔を添えました。
「加賀八朔」は、一重の椀咲き、中輪で金沢が産地の古くからある白花です。白八朔に似ていますが、比べると葉が大きく鋸歯の粗いのが特徴です。
「蠟梅」はロウバイ科の落葉低木であり、花の色が蠟細工や蜜蝋に似ていることからこの名があるようで、別名唐梅(からうめ)と言います。古く朝鮮半島を経て渡来し、今では庭木としても栽培されています。花は半透明で光沢があります。