toggle

過去の茶花

過去の茶花

#
2023-06-01

6月の茶花2

▼花
姫百合(ひめゆり)
河原撫子(かわらなでしこ)
京鹿の子(きょうがのこ)
九蓋草(くがいそう)
糸芒(いとすすき)

▼花入
藤組木耳籠

 

木の耳が付いた藤組の籠花入に、初夏の花七種を合わせました。涼しげな籠にとりどりの色や形の花を集め、引き立たせています。

「姫百合」はユリ科の多年草で、小ぶりで可憐な花から姫百合と呼ばれ広く親しまれています。茎は太くなく直立し杯状の花は濃い赤色で、切花や鉢植えなど観賞用にもよく栽培される品種です。
「河原撫子」はナデシコ科の多年草で、河原に生える撫子の意でこの名が付いていますが、「撫子」とも「大和撫子」とも呼ばれます。花は淡紅紫色で、五枚の花弁の縁が深く裂けているのが特徴です。
「京鹿の子」はバラ科の多年草で小さな淡紅色の花が密集してつく美しい花序が京染の鹿子絞りに見立てられています。