2022-02-02
2月の茶花 2
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▼花
紅妙蓮寺(べにみょうれんじ)
万作(まんさく)
▼花入
瀬戸椿手 徳利形
「紅妙蓮寺」は蕾も花もふくよかな丸みをもつ一重中輪の椀咲きで、産地である愛知では茶席の花として人気のある名花です。寒暖により花色が変わるため、立春の季節には特に紅色が冴え鮮やかに見えます。「万作」はマンサク科の落葉木で、早春にまず咲くこと、黄金色の花が稲の豊年満作を連想させることからその名が付いたと言われています。
春を待ち焦がれる花々に、重なり合った色の奥行きが魅力の瀬戸椿手を合わせ、やがてやって来る春への期待を込めました。