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過去の茶花

過去の茶花

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2021-12-01

12月の茶花2

▼花
寒菊(かんぎく)
木豇豆(きささげ)

▼花入
青磁瓢形

「寒菊」はキク科の多年草で、ほかの「菊」の仲間に比べて花期が遅く寒くなる頃に開きます。小振りな花と葉を密集させるように咲き、モコモコとした様子が温かみを感じさせます。茶花では特に霜に遭って葉が赤く色付いたものを喜びます。「木豇豆」はノウゼンカズラ科で、マメ科の「大角豆(ささげ)」に似ている木ということから名付けられました。もとは中国原産で美しい花を咲かせ、食用や薬として使われてきました。葉が「桐」に似て河原に生えるところから「河原桐」とも呼ばれます。実の枯れた細長い状態のものを冬空の寒さの象徴として年越しの茶席に用います。ここでは花が主となるように青磁花入の口元に「寒菊」を入れ、高さを活かして「木豇豆」を添えました。