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ショーケース

ショーケース

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2021-07-06

古染付魚形向付 5客

 

径18.0×11.4 高3.0 cm

魚を開いたユニークな姿が一目で飛び込んでくるインパクトのある向付ですが、実際には背中を開いているためどこか不思議な姿をしています。また雌雄の双魚を描いたともされ仲睦まじい様子が伝わってきます。とはいえ大振りに成形された器は見込の余白を活かすなど料理の盛り付けの事も考えています。古染付は中国の景徳鎮民窯で、明時代末期の天啓年間(1621-27)前後に日本からの注文により焼造されました。伸びやかな線で描かれた稚拙な絵付けが魅力的で愛嬌たっぷりの表情が何ともいえません。鱗やエラ、ヒレなどの細やかな部分にまで濃淡と線描きを用いて雅味のある魚の姿が表されます。呉須の発色は鮮やかでいて素地も美しく、手に取ることで味わいを増す魅力的な一品です。