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ショーケース

ショーケース

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2021-05-14

唐物籠地香合

径6.6×5.2 高3.2 cm

風炉の季節を迎えると香合は4月までの焼物を主としたものから塗物へと大きく変化します。紙捻で編まれた籠地は手に取るとザラッとした心地よさが伝わり軽やかでいて粋な姿をしています。重ね編みや透し文様を作りながら緻密に編込んだ技術は超絶技巧とも呼べるもので思わず唸ってしまいます。合口には朱の玉縁がアクセントとなり、内側は黒塗のため落ち着いた印象をしています。また籠地の下には金箔が控えめに表れ、炭手前で持ち込まれた際にはきらりと光る姿が印象的です。堆朱や青貝など香合のスタンダードなものとは違った、風炉の季節ならではの軽やかな作行きが魅力的な一品です。団扇の形は涼やかさを演出してくれ席中の話題になること間違いありませんね。