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ショーケース

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2021-05-14

呉須赤絵香炉

 

胴径8.8 高7.1 cm

壺形に作られた器に花鳥、赤玉や幾何学文様などが埋め尽くされ賑やかな姿をしています。呉須赤絵は中国の明時代後期16~17世紀の間に福建省漳州窯で焼成された輸出用の磁器で、日本には江戸時代に多く伝わりました。大皿や鉢類などの優品から香合、香炉、蓋物などの小品まで幅広く好まれています。花鳥や龍、獅子などの縁起の良い絵付けが多く、赤絵に緑釉、青釉を用いて自由で伸びやかに描かれます。ふっくら端正な姿の口には菱文と格子文様、胴には牡丹、菊、花に鳥が絵替りで表されます。また作行きの良い菊文透しの銀火屋が付けられ大切に愛玩されたことが伝わってきます。ちょっと気の利いた香炉として棚に飾ってあると思わず目を引く一品です。茶人として実業家、三井財閥の総帥として活躍した團琢磨(1858-1932)の旧蔵品です。