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ショーケース

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2021-02-04

加彩人物俑

 

径9.8 高22.5 cm

中国では古くより高貴な方の墓に供えるために宮廷に関わりのある人や馬、調度を形にした焼物が作られ明器(めいき)と呼ばれてきました。加彩とは焼成したものに顔料を用いて加飾する技法の事で、無釉陶胎の俑(よう)の上に白化粧を施し、帽子と履物に彩色を加えています。人物の姿をした俑は全体は優しい姿に作られながら、顔の表情や衣装には鋭い彫りが入ります。その立ち方や後姿はおっとりとしていて、どこか雅やかな雰囲気を持っています。ラクダの手綱を取るペルシャ系民族の胡人(こじん)の姿を表したものでユーモラスな表情で右手を挙げた姿は控えめなガッツポーズのようにも見えて微笑ましくなります。唐時代(618-907)にシルクロードを通って伝わってきた文化の交流が感じられる魅惑的な一品です。