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ショーケース

ショーケース

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2020-12-11

弥平太唐草文茶碗

口径12.8 高8.6 cm

弥平太は絵御本の中で対馬藩士の松村弥兵太(?-1708)(号:嵐雪)が藩命を受けて、朝鮮半島の釜山窯で焼成したと伝えられており、茶碗をはじめ香炉、食器類などが注文されました。またその作行きや釉調、絵付けのデザイン、注文書などを参考にして先人たちが「弥兵太」と呼び分ける様になりました。筆洗形を意識したため口造りは片方が上がっては一方が下がるように抑揚が付けられます。弥平太の中でも代表的な茶碗で、白釉の上に丸みを帯びた唐草文様が巡らされ上品で落ち着いた雰囲気をしています。キリリと立ち上がった高台は凛として畳付は面取され、切高台となり周囲は半月状の土見となります。高台内には渦状の彫り跡が見られます。作為的でありながら玄悦、茂三などとは雰囲気を異にした和物茶碗のはしりともいえるデザインには親しみやすいものがあります。