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ショーケース

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2020-12-11

三好也二 砂張写盆

 

径23.3 高2.4 cm

三好也二(みよし-やじ)(1874~1942)は、大阪城内の御用指物師として活躍した三好木屑(もくしょう)の孫にあたります。家業である指物師としては名人と呼ばれつつ余技として髹漆、蒔絵などの技法を身に付けました。自身は武者小路千家の茶の湯をたしなみ、両替商千草屋平瀬露香(1839~1908)の薫陶を受けました。砂張写を得意とし名品に触れる機会があったのも作行きに多大な影響をあたえています。全体に優しい抑揚が付けられ、その先端には彫筋が表されます。金属質のムラをうまく利用し、固いイメージを払拭するかのような漆特有の温かみを感じさせてくれます。干菓子を載せて運ばれてきたときには違和感ない有様が、正客が手に取った瞬間に重みと質感にハッとさせられますね。共袋には金彩にて也二自身の詩画が描かれています。武者小路千家9代愈好斎の箱書が添っています。