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ショーケース

ショーケース

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2020-01-07

古染付隅田川香合

 

径7.3 高3.7 cm

「古染付」は、中国の景徳鎮民窯で、明時代末期の天啓年間(1621-27)前後に制作された染付磁器で、日本からの注文により、水指、花入、香合などの茶道具から会席用品など焼成されました。当時の茶人の好みを反映しており、吉祥文や動植物、故事逸話など多様なデザイン・形状をしています。四方に形作られた平たい姿にななめに手が付けられ、形物香合のなかで隅田川香合と呼ばれています。屋形船や桜が描かれているものが著名ですが、本図は同形のものに花蝶の自然の情景が描かれます。蝶は美しい姿になるまでに虫からさなぎへと変化することから再生と復活を想起させ、また舞い上がる様が出世に繋がり縁起が良いということから喜ばれます。また平家の家紋にも用いられるなど古い時代から大切にされてきました。『形物香合番付』では西四段目に記載されています。