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ショーケース

ショーケース

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2019-11-08

宋胡録喰籠香合

径6.7 高5.8 cm

宋胡録(すんころく)はタイで焼成された施釉陶器の一つで鉄絵を用いて絵付けが施されました。タイ北部のスワンカロークの地名を取って日本では宋胡録と称されるようになりました。江戸時代を通じて日本に持ち込まれ、茶の湯には香合や喰籠などの蓋物が良く知られています。蓋には摘みが付けられ黄釉が掛かり彫文様が付けられているのが興味を引きます。蓋の周囲には規則正しく点文が放射状に表され、身には唐草文を巡らせています。何というわけでもない素朴な姿の焼物ですが、茶の湯に使えるように見立てて用いた茶人のセンスには脱帽します。エキゾチックな器でありながら可愛らしく手元に置いておきたくなる一品です。『形物香合番付』では西二段目に記載され、異国の希少なものとして格の高い扱いを受けてきました。