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ショーケース

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2019-11-08

吉田屋輪花鉢

口径21.2 高8.2 cm

吉田屋窯はかつて大聖寺藩領内の加賀国江沼郡九谷村で古九谷が焼成されたことから、江戸時代後期に再興された九谷焼の一つで、黄、緑、紫、青の色を用いて作られました。青手古九谷の色彩を模しており、古九谷の強い筆致に比べると雅趣があり絵付けが綺麗なのが特徴です。輪花に作られた器体は華やかでいて厚手に成形され、たっぷりとして手強く堂々とした姿をしています。輪花の口縁には鉄釉が掛けられ、見込には椿と梅の図が白抜きの中に描かれます。また大皿、小皿、鉢、酒器などの食器類から茶道具や文房具にいたるまで生活の需要に応えるように様々な器が作られました。高台内には黄釉の角福印が見られ、土味ともに申し分のない高台をしています。全体の発色が良く、瀟洒な絵付けに重厚感のある器体が手に取ることで感じられます。