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ショーケース

ショーケース

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2019-11-08

呉器手御本茶碗

口径14.5 高8.5 cm

呉器茶碗は、「五器」「御器」などと表され、高麗茶碗の中では井戸茶碗と並んで古格のある茶碗として評価され茶の湯の草創期にあたる室町時代後期頃より用いられてきました。また御本茶碗は日本からの注文により朝鮮半島の釜山窯で焼かれたとされる茶碗です。その際に手本(御本)となる下絵や紙形を用いたことからの名称で、その形やデザインは多岐に渡ります。全体は大振りでゆったりと作られ、赤味を帯びた肌に透明釉がむらむらと表れています。景色の豊かな中にも呉器茶碗の特徴でもある指跡や手強い竹節高台から古格を感じられ「五器手」と箱書されたのも頷いてしまいます。箱書筆者の一尾伊織(1599-1689)は細川三斎及び家老の津川四郎左衛門に茶の湯を学び徳川家康、秀忠に参仕した武士で一尾流の祖として知られています。