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ショーケース

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2019-09-03

堅手茶碗「山の井」

口径15.4 高7.2 cm

堅手茶碗は高麗茶碗の中で磁器質の堅く焼き締まったものを称し、現在の韓国の慶尚道、全羅道付近で焼成されました。堅手の中には「本手」、「鉢の子手」、「絵堅手」「やわらか手」などの種類に分類され、落ち着いた雰囲気の中に形の整ったものが多く見られます。腰がふっくらと丸みを帯びて立ち上がり、上部でもう一段広がり口はシャープな端反になります。全体が灰色味を帯びた中に斑文が表れ、景色とともに涼やかな印象を与えます。小振りな高台をはじめ、優しい姿が手に馴染むよう好ましい姿をしています。見込は広く目跡があらわれ、たっぷりと5人分の濃茶が練られるのも嬉しいですね。塗木地の箱蓋表には定家様の金字形により「山の井」の銘が付けられています。