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ショーケース

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2019-07-03

西村道仁 立瓜釜

胴径16.7 高21.2 cm

西村道仁(?-1555)は、京釜師の第一人者として「天下一」の称号とともに禁中をはじめ、織田信長、武野紹鷗の釜師として知られています。立瓜は瓜を立てた姿から名付けられ、当時の流行りもあり形物香合などにも用いられています。細長いすらりとした胴に縦筋が深く入り、瓜の長さを見せるために羽が下方に付けられています。ここでは立瓜という響きの爽やかなネーミングが楽しませてくれます。鐶付は茄子が鋳出され、京釜らしい作為のある姿は茶人の好みを反映しているともいえます。同様のものでも冬になると阿古陀(瓜)形などもあり、季節の変化に敏感な茶人の遊び心が見て取れますね。同材質の共蓋と唐銅蓋の2枚があり、13代大西浄長の極め書が添っています。