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ショーケース

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2019-06-13

瀬戸茶入「橋立」

胴径6.1~6.6 高7.9 cm

渋紙手は瀬戸破風窯に窯分けされ、その名の通り渋紙色と呼ばれる茶色味の釉薬が全体に掛けられていることに因みます。また破風窯とは瀬戸茶入の分類の上で、四代藤四郎の時代に制作された茶入とされています。口は広く作られ、肩はなだらかにしっかりと衝き、格好よい姿をしています。全体には渋紙釉がかかり、胴は下膨になり、裾からヘラを入れることですぼまりスッキリとした印象を与えます。ヘラ取りの跡が所どころにみえ、どっしりとした中にも洗練された作意が感じられます。黄釉と鉄褐釉が正面に掛かり、裾下は面取から無釉になり、ざっくりとした土味も見どころの一つです。江戸和久田金襴(類裂)、萌黄花鳥文緞子の仕覆が添っています。黒塗挽家には銀字形により「橋立」の銘が小堀遠州により付けられています。古筆了仲、小堀宗明、小堀宗慶の極書が添っています。