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ショーケース

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2019-05-11

古瀬戸肩衝茶入「橘」

胴径5.7 高7.3 cm

古瀬戸は、瀬戸茶入の中で最も古く、鎌倉時代に瀬戸焼の陶祖として知られる加藤四郎左衛門景正(かげまさ)が中国の製陶技術を取り入れて作った上作の茶入です。古来茶人の間では、大名物をはじめ高い声価をあげてきました。薄作りの胴は中央が均一に張り、きりっとした肩が衝いて凛々しい姿をしています。全体に鶉斑模様が表れ、飴色に加え茶入正面には一部黄色に変化し景色となっています。口の捻り返しは低く、胴紐と合わせて全体を引き締しめています。ねっとりとした土味は黒く、糸切が荒くも鮮明に表れています。朱座金襴と紺地花文緞子の仕覆が添っています。また遠州の三男の小堀十左衛門政貴により「橘」の箱書があります。