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ショーケース

ショーケース

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2019-02-05

黄伊羅保茶碗「玉川」

 

 

口径13.8 高7.5 cm

黄伊羅保は江戸時代初期に日本からの注文により焼成された伊羅保茶碗の一種で「黄釉手」、「片身替手」、「釘彫手」等に分類されます。肌触りが「イライラ」とするところから伊羅保の名称が付けられました。薄くロクロ挽きされた器体は、椀形に立上り口づくりや胴などに抑揚を持たせています。轆轤目が全体に付けられ、釉の焦げ跡に加え、胴に現れた火間なども景色となっています。ガラス質の釉薬は黄緑色に近く、所どころに赤みを帯びて優しい雰囲気を与えます。黄伊羅保茶碗の中では瀟洒であり、春らしい温かみを感じる綺麗な焼き上がりをしています。内箱蓋表には「玉川」の銘が付けられ、時代のついた覆紙には「對州様拝領 黄伊羅保茶碗」と書かれているのも興味を引きますね。