toggle

ショーケース

ショーケース

#
2019-02-05

乾山 銹絵染付皿 10客

 

径13.1 高1.8 cm

尾形乾山(1663-1743)は、江戸時代初期の後水尾天皇の中宮であった東福門院の御用達であった呉服商「雁金屋」の三男として生を受けました。その兄は琳派で知られ同時代の鬼才であり芸術家であった尾形光琳です。乾山も兄と同様多彩な才能を持ち陶器の絵付けに加え書画など多くの作品を残しています。同型の小皿の中に草花図と漢詩が表され、松、菊、水仙、蘭、梅などが絵替りになります。陶器としての耐久性を持たせるために白化粧を施してから文様を描き高火度焼成しています。花の一部を拡大して大胆に見せたり、重ねて描くことで奥行きを出したりと陶工の工夫が読み取れます。小さな皿の一つひとつに手の込んだ絵付けがなされた、漢詩ともに味わい深い佳品です。