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ショーケース

ショーケース

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2018-07-05

唐津瓢箪茶入「張果老」

 

胴径7.3 高10.3 cm

全体の上部から下部にいたるまで黒釉が掛けられ、中央にはなだれが黄土色に変化して見事な景色となっています。唐津焼の茶入は全体に数が少なくあまりお目にかかることがありません。肩を水平に張り、上部でしぼりさらに下に向かって広がる姿は、瓢箪の形に相応しくまたスマートな印象を与えます。叩き成形を用いているため土味には手跡が残され、素朴な味わいが何とも言えません。国焼茶入は瀬戸や髙取を除くとあまり多くなく、どれも窯元の特徴がでるのが面白いところです。内箱には、浄土真宗本願寺派第18世文如上人(1744-1799)により、「張果老」の銘が箱書されています。「張果老」とは、唐の玄宗皇帝時代に活躍した、中国の八仙の一人に数えられる「張果」仙人のことを指します。住吉裂類切と黄地菱花文金襴の仕覆が添い、京都・西本願寺に伝来しました。