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ショーケース

ショーケース

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2018-06-06

蒔絵碁盤香合

径5.8×6.3 高3.3 cm

本品は松花堂昭乗の好みの香合とされており、蓋は被せ蓋と呼ばれ4隅に脚の付いた身の部分に上から被せる造りをしています。盤上は粉溜の上に金、銀蒔絵の菊を表し、その上から盤目を引いた贅沢な碁盤です。碁は琴棋書画などの中国の士大夫の身につけるべき教養のひとつとして、日本でもそれを楽しむ高士の姿が屏風などに多く描かれました。松花堂(1584-1639)は、八幡にある滝本坊の住職として知られており、書は寛永の三筆に数えられ、絵も当時の京都の文化サロンにおいて活躍し、公家や禅僧、武士などとの合作を多く残しています。雅やかな雰囲気を持ちながら上品でいて洗練された形やデザインは、いかにも寛永文化の気品の漂う粋で遊び心のある姿をしています。東本願寺に伝来した一品で、内箱には藪内流10代竹翠による箱書があります。