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ショーケース

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2018-06-06

無地刷毛目茶碗「雲間」

口径13.0 高5.7 cm

「無地刷毛目」は朝鮮王朝時代の粉青沙器の種類名称のひとつで、15~16世紀に朝鮮半島にて焼成されました。「刷毛目」と同じ窯で焼かれたとされていますが、素地に白泥を浸し掛けし、”刷毛のあとが無い”という事からの名称です。本品のような丸い碗形の茶碗は珍しく、腰の緩やかな張りも含め、手になじむような優しい造形と明るく表れた白釉が魅力的です。見込をふくめ口の外には一部白釉が掛かり、見込と外側の対象が面白く、味わい深い景色をしています。口は端反に、外に広がるように作られているのも茶碗の全体をよりおっとりと見せています。透明釉が一部掛かり損じているところが却って面白く、遠州流13世小堀宗実により「雲間」の銘と 「星合の空を見わたせば しづ心なき 天の川波」の和歌が箱書されています。