toggle

ショーケース

ショーケース

#
2018-05-11

青貝寿老鹿図香合

径7.8 高2.5 cm

青貝蓋には、くつろいだ姿で座る寿老の姿とその傍らには連れ添ってきた鹿の姿が表されています。寿老人は南極星の化身として表れたものとして道教の信仰の対象とされ、杖を持ち鹿を連れている姿が描かれます。青貝は赤・緑・青色に輝きを放ち、その色を使い分けながら文様を表しているのも面白いですね。胴の周囲には七宝文様が巡らされ、甲の黒塗を際立たせるためにも効果的に使われています。香合の周囲には金具がめぐらされ、作行きの良い手として古くから喜ばれてきました。内の朱色はやや暗めの塗りになっており、沈香木などが良く映えます。落ち着いた印象を与えながら、青貝の色とりどりの輝きが美しく、思わず手に取りたくなるような一品です。蓋表には、隷書体の篆刻で、「寿星鹿 香合」の文字が表され、中には緑青が埋められています。