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ショーケース

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2018-05-11

呉須赤絵兜鉢

口径21.8 高6.3 cm

「呉須赤絵」は明時代後期の16世紀末~17世紀前半にかけて、福建省漳州窯で主に輸出用に作られました。「赤呉須」「赤絵呉須」とも称され、大皿、香合、徳利などが茶の湯に取り入れられてきました。同窯では他に青色を主体とした「呉須青絵」、染付を用いた「呉須染付」などが焼成されました。器面全体には雅味のある筆致で図柄が描かれ、見込には蓮の花に水鳥が戯れる姿を表しており、華やかな中にも落ち着いた雰囲気を感じさせます。鍔部分の赤絵の花文様は鮮やかで、花文の肝礬、緑釉による縁取りがアクセントになっていますね。焼成の際には匣鉢(さや)の中に砂を敷いたため、高台には砂地が表れ、お約束になっています。鮮やかな色絵磁器として、会席に用いるのはもちろん、菓子器としても使用できる佳品です。