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ショーケース

ショーケース

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2018-04-07

古染付龍虎水指

 

径18.4 高13.8 cm

「古染付」は、中国の景徳鎮民窯で、明時代末期の天啓年間(1621-27)とその前後に焼造された染付磁器で、日本からの注文により、水指、花入、香合などの茶道具から会席用品など多くが焼造されました。茶人の好みを強く反映しており、故事をモチーフにしたものや季節の動植物、吉祥文など様々なものが制作されました。余白の利いた無地の背景には、「雲龍」と「竹に虎」の図柄が器をめぐる様に描かれています。「古染付」の形物は、様々な形のものが見られますが、本品は整った筒状に鍔口が付けられています。振り返る姿の龍はおおらかで威厳を持ち、虎は月夜に竹藪から離れて一人(?)鋭い視線をしています。本品は染付の発色がとても良く、絵付けの濃淡もメリハリが効いて上手に表されており、焼き上がりのよいのが特徴です。格調の高い磁器水指として、長板などに載せて用いたいものです。正面をどちらに持っていくか、また客付の姿をどちらに見せるのか楽しみがあるのも嬉しいところです。