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ショーケース

ショーケース

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2018-03-05

南京赤絵火入

径10.7 高8.1 cm

「南京赤絵」は、明時代末期から清代初期の17世紀前半~後半にかけて、景徳鎮民窯で焼成された五彩を用いた磁器の事を指し、その多くは日本や西欧へ輸出されました。日本とヨーロッパでは、同じ時期に輸出されたとは思えない程に造形やデザインなどが大きく異なります。本品は余白を上手に活かす様に図案化され、心を落ち着かせる山水に蓬莱山と思われる島々が描かれ、舟の上には人物が描かれています。器の胴をめぐると、少しくだけた絵付けの中に一つの世界観が表され茶味深い一品です。落ち着いた色絵は華やかでいながらも目立ち過ぎず、清雅な趣をしています。広間の莨盆に用いられる中で、格式を備えたフォーマルな火入として一つは押さえておきたいものですね。