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今月の茶花

今月の茶花

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2018-04-02

4月の茶花

▼花
卜半(ぼくはん)
木五倍子(きぶし)

▼花入
小堀遠州作 竹一重切

四月に入ると、これまで静かに動いていた木々の蕾が一斉に開き、あっという間に賑やかになります。この時期の茶花は初夏に向かって枝ものが中心のものから草花へと少しずつ移り始めます。「卜半」は濃紅色の一重の小輪で、花心は白い唐子咲きになり、花弁との色合いの対比がハッキリとしています。江戸時代初期から見られる品種で、「卜半」という茶人が植えたとされており、京都では「月光(がっこう)」と呼ばれるようです。「卜半」は花が咲くと表情が豊かになりますので、蕾のものよりも咲き始めのものを用います。花入の口が狭いので、小振りな椿を花入の口に収まる様に使い、「木五倍子」は椿から少し離すように用いることで全体に動きをつけました。ここでは後座の設えとして、向掛として用いました。